秋葉原に店舗を構えるPC、パーツ専門店である「パソコンSHOPアーク」。そのオリジナルBTOパソコンブランド「arkhive(アークハイブ)」より、個性的なタワースタイルケースを採用したゲーミングPC「arkhive Gaming Custom GC-A7R97M AG-AG8B85MRD7X-TT3」が発売している。

  • アークのゲーミングPC「arkhive Gaming Custom GC-A7R97M AG-AG8B85MRD7X-TT3」

まるでSF映画に出てくるポッドのような未来的デザインにふさわしく、パフォーマンスもハイエンドクラスのマシンだ。今回は本製品のビジュアルデザインから、ゲーミングパフォーマンスにいたるまで、実機レビューをお届けしよう。

 

ほぼすべてのパーツにホワイトモデルを採用したこだわりの仕様

本製品は、オペレーティングシステムに「Windows 11 Home 64bit(DSP版)」、プロセッサーに「AMD Ryzen 7 9800X3D」(8コア、16スレッド、最大5.2GHz、120W、AMD Radeon Graphics)、グラフィックボードに「AMD Radeon RX 9070 XT(16GB GDDR6)」を採用。メモリーは32GB(16GB×2、Kingston FURY Beast DDR5 RGB DDR5-5600 CL36 1.25Volt AMD EXPO)、ストレージは2TB(PCIe Gen4 x4接続SSD、Crucial製「CT2000T500SSD8」)を搭載している。

マザーボードはホワイトカラーの「GIGABYTE B850M A ELT WF6E ICE Micro-ATX」(無線LAN対応)がデフォルト。また、特徴的なPCケース「Thermaltalke The Tower 300 Snow」、水冷CPUクーラー「EK EK-Nucleus AIO CR360 Lux D-RGB – White」(※1)、ケースファン「Fractal Design Aspect 12 RGB PWM White Frame 120mmファン」、電源「Thermaltake Toughpower GT Snow」もホワイトモデルで統一されている。

※1 今回のレビュー用でお借りしたPCはカスタマイズされており、標準構成ではCPUクーラーとして「Corsair NAUTILUS 360 RS ARGB WHITE」が搭載。

なお、マザーボード、PCケース、ケースファン、電源もカスタマイズ可能だが、ブラックカラーのパーツが多い。トータルカラーをホワイトで統一したいのであれば、各パーツの色を必ずチェックしておこう。

  • PCケース「Thermaltalke The Tower 300 Snow」のサイズは342×551×281mm、重量は8.3kg

  • 本体背面。背面パネルはツールレスで簡単に取り外せる

  • 本体上部にはステータスインジケーター、電源ボタン、リセットボタン、マイク入力、ヘッドフォン出力、USB Type-A×2、USB Type-C×1を用意

  • 上面パネルはうしろ側から引き上げると簡単に取り外せる。ホコリの除去などのメンテナンスは容易だ

  • 前方側のネジ2本を緩めると、冷却ユニット部が開く。一般的なデスクトップPCの背面端子にはここからアクセス可能だ

本製品のスペック一覧
製品名 arkhive Gaming Custom GC-A7R97M AG-AG8B85MRD7X-TT3
OS Windows 11 Home 64bit(DSP版)
CPU AMD Ryzen 7 9800X3D(8コア、16スレッド、最大5.2GHz、120W、AMD Radeon Graphics)
CPUクーラー Corsair NAUTILUS 360 RS ARGB WHITE(360mmサイズ水冷CPUクーラー、ホワイトモデル)
マザーボード GIGABYTE B850M A ELT WF6E ICE Micro-ATX(無線LAN対応)
メモリー 32GB(16GB×2、Kingston FURY Beast DDR5 RGB DDR5-5600 CL36 1.25Volt AMD EXPO)
ストレージ 2TB(PCIe Gen4 x4接続SSD、Crucial製「CT2000T500SSD8」)
グラフィックス AMD Radeon RX 9070 XT(16GB GDDR6)
PCケース Thermaltalke The Tower 300 Snow
下面ケースファン Fractal Design Aspect 12 RGB PWM White Frame 120mmファン(ホワイトモデル)
電源 Thermaltake Toughpower GT Snow(850W、80PLUS GOLD、ホワイトモデル)
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機能性と美しさを兼ね備えた、他にはないおしゃれなケースを採用

本製品はハイエンドクラスのゲーミングデスクトップPC。プロセッサーには「AMD Ryzen 7 9800X3D」(8コア、16スレッド、最大5.2GHz、120W、AMD Radeon Graphics)、グラフィックボードには「AMD Radeon RX 9070 XT」(16GB GDDR6)が標準採用。最新のAAAタイトルを快適にプレイ可能なパフォーマンスを備えている。また、BTO対応なので、プロセッサーはプラス4万2,440円(税込)で「Ryzen 9 9950X3D」にアップグレードも可能。たとえば、クリエイティブ系アプリでより高いパフォーマンスが必要なユーザーにも、その高い要求に応える仕様で組み上げられるわけだ。

  • アークのBTOカスタムページ(一例)。好みの構成に変更が可能だ。項目はOSやCPUなどパーツごとに分かれており、分かりやすい

  • 今回のレビュー機は水冷CPUクーラー「EK EK-Nucleus AIO CR360 Lux D-RGB - White」がカスタマイズされている。標準構成ではCPUクーラーとして「Corsair NAUTILUS 360 RS ARGB WHITE」を搭載。プロセッサーをアップグレードしても効率的に冷却でき、ピークパワーを安定して引き出せる

そして、本製品最大の売りのひとつは、なんと言っても独創的なPCケース「Thermaltalke The Tower 300 Snow」が採用されていること。自作PC業界、大手BTOメーカーではRGBライティング対応のピラーレスケースが流行となっているが、「arkhive Gaming Custom GC-A7R97M AG-AG8B85MRD7X-TT3」ではタワースタイルのケースでニュースタイルを提案しているのだ。

デフォルトの構成では、グラフィックボード以外の内部パーツをホワイトモデルで統一することで、RGBライティングの美しい光がより引き立てられている。ホワイトを基調としているからこそ、自分好みのカラー、エフェクトを設定した際に、まったく異なる顔をユーザーに見せてくれるのだ。

  • メモリーもホワイトモデルで、RGBライティング対応。通常モデルと比べると高価だが、ビジュアルがすこぶるイイ。それだけの価値があるパーツだ

  • RGBライティングの色が変わると、イメージがガラリと変わる。ユーティリティーソフトでカラーやエフェクトは自由に変更できるので、自分好みの光で彩れるわけだ

  • 本体下部には「arkhive」のロゴがさりげなく飾られている

タワースタイルのケースは単にデザインだけのものではない。90度回転したユニークなパーツ配置、ボトムと右側面から吸気し、トップと背面から排気するという効率的なエアフローにも注目だ。高性能ゆえ、発熱量の高い「AMD Ryzen 7 9800X3D」と「AMD Radeon RX 9070 XT」の熱をスムーズにケース外へと排出してくれる。ビジュアル的な美しさもさることながら、ハイパフォーマンスを安定して活用できるというのも本製品のアドバンテージなのだ。

  • 水冷CPUクーラー採用により、ケース内にはエアフローを邪魔する障害物がほとんどない。水冷CPUクーラーはプロセッサーだけでなく、グラフィックボードの冷却効率にも一定の効果がある

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性能をベンチマークで調査! 話題のゲーム「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークも試してみた

それでは本製品のパフォーマンスをチェックしてみよう。今回の貸出機は、プロセッサーに「AMD Ryzen 7 9800X3D」、グラフィックボードに「AMD Radeon RX 9070 XT」を搭載している。

定番ベンチマークを実施したところ、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は23437 pts、CPU(Single Core)は2100 pts、3Dグラフィックベンチマーク 「3DMark」のPort Royalは18197、Time Spyは25982、Fire Strikeは51169、Wild Lifeは125182、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は7427.287 MB/s、シーケンシャルライトは7011.748 MB/s、総合ベンチマーク「PCMark 10」の総合は10193、Essentialsは12999、Productivityは10530、Digital Content Creationは20996となった。

■CINEBENCH R23(単位:pts)
CPU(Multi Core) 23437 pts
CPU(Single Core) 2100 pts
■3DMark
Port Royal 18197
Time Spy 25982
Fire Strike 51169
Wild Life 125182
■CrystalDiskMark 8(単位:MB/s)
1M Q8T1 シーケンシャルリード 7427.287 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 7011.748 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 5793.237 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 5856.429 MB/s
4K Q32T1 ランダムリ-ド 738.976 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 441.597 MB/s
4K Q1T1 ランダムリ-ド 73.855 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 241.048 MB/s
■PCMark 10
総合 10193
Essentials 12999
Productivity 10530
Digital Content Creation 20996

  • 「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は23437 pts、CPU(Single Core)は2100 pts

  • 「3DMark」のPort Royalは18197

  • Time Spyは25982

  • Fire Strikeは51169

  • Wild Lifeは125182

  • 「CrystalDiskMark 8」のシーケンシャルリード(1M Q8T1)は7427.287 MB/s、シーケンシャルライトは7011.748 MB/s

  • 「PCMark 10」の総合は10193、Essentialsは12999、Productivityは10530、Digital Content Creationは20996

ベンチマークスコアだけでは実性能がピンと来ないという方も多いことだろう。そこで、最新AAAタイトルの代表格として「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」を実行してみたところ、グラフィックプリセットを「ウルトラ」、解像度を3840×2160ドットという条件で、スコアは23258(非常に快適にプレイできます)、フレームレートは平均136.46fpsとなった。

本製品は「モンスターハンターワイルズ」クラスの3Dゲームを最高画質でストレスなくプレイできるだけの3Dグラフィックパフォーマンスを備えているわけだ。もちろんこのグラフィックボードの処理能力は、クリエイティブ系アプリの処理にも生かされることは言うまでもない。

※「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」は、実際のゲーム『モンスターハンターワイルズ』の動作を完全に保証するものではありません。 ※「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」は、ご使用のパソコンの環境や常駐ソフトウェアなどの組み合わせにより正常に動作しない場合があります。

  • 「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」はグラフィックプリセットを「ウルトラ」、解像度を3840×2160ドットで実施

  • 「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」のスコアは23258(非常に快適にプレイできます)、フレームレートは平均136.46fps。非常に高精細、かつ滑らかなグラフィックでゲーム世界に没入できる

 

性能もデザインも申し分なし「arkhive Gaming Custom GC-A7R97M AG-AG8B85MRD7X-TT3」

パソコンSHOPアークのゲーミングPC「arkhive Gaming Custom GC-A7R97M AG-AG8B85MRD7X-TT3」は、SF映画に出てくるような独創的なタワー型ケースが実に美しい。ほぼすべてのパーツにホワイトモデルを採用するこだわり仕様も、デザインを重視するユーザーを強烈に惹きつけることだろう。

さらにデザインだけでなく、「Ryzen 7 9800X3D」と「Radeon RX 9070 XT」を標準搭載し、最新AAAタイトルも快適にプレイ可能なハイエンドクラスのゲーミングパフォーマンスを実現している。その実性能は、「モンスターハンターワイルズ ベンチマーク」で最高画質、4Kで平均136fps超えのフレームレートを達成したことにより、証明したと言える。BTOに対応しているので、カスタムも可能。あなた好みの1台を作ることもできる。

ゲームもクリエイティブ作業もストレスなくこなせるパフォーマンスと、自室に未来的な雰囲気をもたらすデザイン性を両立した1台を、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

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[PR]提供:アーク